「風呂敷」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか? 昔懐かしいもの、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。 「スコラ」では、「魔法の風呂敷活用術」と題し、風呂敷の様々な使い方を学ぶ講座を開催しました。 四角い布が、バッグに、エプロンに、そして非常時の道具にも変身する——。普段の生活から災害時まで、あらゆる場面で役立つ風呂敷の魅力に迫ります。
講師紹介: 諸岡 祥子さん
講師を務めたのは、旭川市豊岡で着付けや着付け教室「はなころも」を運営する諸岡祥子さん。タンスに眠る着物の活用と和装普及に尽力する傍ら、札幌発の「結び屋 ゆいく」で学んだ風呂敷活用法の普及活動も行っています。Instagramでは日々着物の活用法やコーディネートなどを発信していますのでぜひチェックしてみてください!

風呂敷の魔法、ご覧あれ
会場には、講師が用意した色とりどりの風呂敷が、大・中・小と3つのサイズでずらりと並びます。参加者はそれぞれ1枚ずつ選んでワークショップで使用します。近年では伝統的な柄だけでなく、色や柄も多種多様になり、中には撥水機能を持つものもあることに、参加者からは驚きの声が上がっていました。


諸岡さんは風呂敷の歴史から紐解き、「なぜ風呂敷は唐草模様の印象が強いのか?」という問いかけを投げかけました。 実は、唐草模様は縁起が良いとされ、昔はどの家庭にもあったそう。 泥棒がその風呂敷を使って盗品を持ち出せば目立ちにくいことから、泥棒=唐草模様の風呂敷というイメージが定着した、という興味深いお話も飛び出しました。


そしていよいよ実習の時間です。 「2通りの結び方を覚えるだけで、風呂敷は無限の可能性を秘めています」と諸岡さん。 ラッピングはもちろん、エプロンやエコバッグなど、その場ですぐに役立つ活用法を、参加者は楽しみながら体験していきます。 普段エコバッグを洗うことは中々ありませんが、風呂敷なら洗濯も楽で衛生的!という目から鱗のお話もあり、「エコバッグはもうやめよう!」という声も聞こえてくるほど、風呂敷の魅力に引き込まれていきます。


さらに、災害時にも役立つ活用法として、着替え時の目隠しや簡易ハンマー、スリッパなど、身の回りのもので代用できる驚きのテクニックも伝授されました。ここまでくると「すごい・・」という感嘆の声が漏れます。実際に参加者が持参したボウルと風呂敷でヘルメットを作ってみました。ヘルメットをかぶる姿はちょっとコミカルで思わず笑ってしまいますが、大事なことなので、時々思い出してご自宅でもやってみてくださいね!


「風呂敷は包むだけじゃなく、多様な用途で使えるということを覚えておいてくださいね。」と諸岡さん。次々と繰り出される風呂敷の活用術に触れて、そのことが強く実感できるワークショップとなりました。そして、「風呂敷をぜひ普段使いしてください。そうでないと、いざという時に使い方が分からないですよ!」ともコメントをいただきました。マイ風呂敷、探してみたくなりました!




いつも風呂敷と一緒に
終盤でつくった風呂敷のリュックサックを背負って記念撮影。皆さんの笑顔から楽しさが伝わってきます。参加者の皆さんからは「先生のお話が面白くて、あっという間に時間が過ぎました」「小さな工夫で風呂敷が色々な場面で活用できるのが面白かったです!」「もっと風呂敷について知りたい!」といった声が寄せられ、大盛況のうちにワークショップは終了。終了後も質問が相次ぎ諸岡さんはひっぱりだこでした。
ラッピングから生活用品、ファッションアイテムまで、変幻自在に姿を変える風呂敷。 この講座をきっかけに、風呂敷のある暮らしが町内で広がりそうな予感です。
諸岡さんは「和」をテーマにイベントを企画中とのこと。ぜひ今後の活動もウォッチしていきましょう。

スコラでは、今後も地域住民の学びと交流を促進するイベントを企画していきます。
ぜひご期待ください!


