世界に一つだけの輝き!木と彩るクリスマスツリーづくり (第25回スコラ)

授業レポート

 冬の足音が聞こえ始めた北海道東神楽町に、心温まるクリスマスの明かりが灯りました。この度スコラでは、「オリジナルクリスマスツリーづくり」講座を開催。木のぬくもりに触れながら、世界に一つだけのツリーを創り上げる、創造性豊かなひととき。子どもから大人まで、誰もが創作に夢中になり、会場が温かな笑顔であふれた講座の様子をお届けします。

講師紹介:「つきとふね」黒蕨真弓さん

 今回の講師は、旭川市で「つきとふね」を運営する黒蕨真弓さん。黒蕨さんは、日本有数の家具のまち・旭川で家具の製造に7年半携わった経験を持つ木工のプロフェッショナル。2022年には、ご夫婦で「つきとふね」を設立されました。現在は、建築や家具製造を手がける傍ら、「木育マイスター」として、子どもから大人まで幅広い世代にものづくりの楽しさ、そして木の魅力を伝える活動を精力的に行っています。

 また、嵐山ビジターセンターの運営役員や一般社団法人森の輪の理事を務めるなど、地域の自然や文化を守り育てる活動にも尽力されています。

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講師の黒蕨真弓さん

ものづくりに夢中になった、温かな時間

 講座は、講師の黒蕨さんが活動拠点とする嵐山の魅力紹介から始まりました。「嵐山にはぜひ行ってみてください。旭川市を一望できるし、動物がたくさんいて自然が豊かなんです」と語る黒蕨さん。エゾリスやシマエナガなど、そこに住む動植物たちの興味深いお話に、子どもたちは目を輝かせます。

黒蕨さんに、嵐山に行ってみたくなるお話をしてくださいました。

 いよいよツリーづくりがスタート。テーブルには、レーザーカッターでカットされたツリーのパーツや、繊細な模様が焼き付けられたオーナメントが並びます。これらを彩るために用意されたのは、海外でも人気だという120色もの「アクリルマーカー」です。

 色とりどりのマーカーと繊細なパーツを前に、子どもたちの目が輝きます。大人たちが見守る中、小さなアーティストたちは、まるで宝物を選ぶかのように「どの飾りにしようかな」「この色とこの色、どっちがいいかな」と真剣な表情で吟味。会場は、これから始まる創作への期待感で満たされます。

レーザーできれいにカットされたオーナメントたち。
「どれを使おうかな」悩ましくも楽しいひととき。

 そんな子どもたちの姿に触発されたのか、初めはサポート役だった大人たちも、「親御さんたちもぜひ作ってみてください!」という黒蕨さんの声に後押しされ、いつしか自分の作品づくりに没頭。

「大人が本気になり始めてきましたね!」と黒蕨さんが笑顔で声をかけるほど、子どもたちに負けないくらい、みなさん創作に熱中していました。

どの色にしようか?ワイワイ分け隔てなく。
大人も真剣に悩んでモノづくり。

 子どもたちの自由な発想には驚きの連続です。ツリーだからといって緑色に塗るのではなく、好きな色を重ねてみたり、あえて木の風合いをそのまま生かして仕上げる作品も。あるお子さんの独創的なデザインに、お母さんが「毎回、子どもの発想には驚かされます」と感心すると、黒蕨さんも「本当に。天才かもしれないですね」と微笑み、それぞれの個性を温かく見守ります。(そして、大人のみなさんからも次々とアイデアが!)

オーナメントと土台で1作品つくってしまうアイデアが生まれた!
直感に従い色をつけていきます。

 クリスマスソングがやさしく流れる中、参加者は時間を忘れて制作に集中。「あっという間に終わってしまうのでは」という講座前の心配はどこへやら、たっぷりと時間をかけて、世界に一つだけのクリスマスツリーを完成させていました。さらに、余ったパーツでヘアピンやバッジづくりも楽しむことができ、最後までものづくりの楽しさが尽きない講座となりました。

手のひらに残る、木のぬくもりと喜び

 今回の「オリジナルクリスマスツリーづくり」は、木のぬくもりと創作の喜びに満ちた、実り多い時間となりました。子どもたちの無限の創造力に触れ、そして大人も童心に返って夢中になる姿は、私たちスコラにとっても大きな喜びです。参加者の皆さんが持ち帰ったツリーが、それぞれの家庭で温かなクリスマスを彩ってくれることを願っています。

 素晴らしい時間を提供してくださった講師の黒蕨さんに、心より感謝申し上げます。

 スコラでは、今後も町民の皆さんの知的好奇心を満たす、多様な学びの場を提供してまいります。次回の講座もどうぞお楽しみに。