あなたは、自分の住んでいる町の政治についてどれくらい知っていますか?
2024年は世界的に選挙イヤーと言われています。台湾やEU(欧州連合)、インド等で大型選挙が行われ、このあとはアメリカ大統領選挙が控えています。
大型選挙はメディアでもよく取り上げられており、ある意味で身近な存在です。でももっと身近な存在であるはずの自分の住む町の議会について、現場を見たり考えたりすることは、実は少ないのではないでしょうか。
そんな「近くて遠い」町議会にスポットライトを当てたのが今回の企画。少しでも町議会を身近に感じ、町の未来について考えるために、「議会見学ツアー」を開催し、一般質問(議員が町長はじめ執行部に対して、町政について質問をする時間)を傍聴しました。ここではその模様をお伝えいたします。
議会見学ツアー開幕!
今回お集まり頂いたのは東神楽町にお住いの20代から80代まで幅広い年代の方々。

そして、参加者の皆さんをご案内するのは、原田三雄さんです。原田さんは、東神楽町役場にて税務の仕事や福祉など管理部門をご経験。その後は社会福祉協議会への参画を経て、現在は消費者協会にて消費者を取り巻く問題の啓蒙活動に従事されています。
様々な立場で東神楽町の行政を見てきた原田さんに、町の議会・町政の仕組みについて解説いただきました。

早速議場にて傍聴したいところですが、まずは案内人の原田さんに傍聴のルールを解説いただきました。個人的にはきまりに記載されていた、傍聴できない人の例として
「異様な服装をしている者。」
と書かれているのが印象的。異様な服装とは・・?議会の傍聴ルールはベースがあり、どこの市町村でも同じような規則を定めているそうです。言葉選びが古いのは長年変更がなされていないからだそうな。

いざ傍聴!
傍聴ルールを確認したところで、いざ議場へ。

議会では、「公共交通」にまつわる討論、文化施設の設備について、高齢者福祉についてなど、生活に身近な話題について議論が交わされていました。約1時間半ほど傍聴したところで、一般質問は終了しました。
傍聴してどう感じた?
再び原田さんより解説をいただきました。
一般質問とはそもそもどのような目的で行われるのか。どういうプロセスで行われるのか。私たちの声を町に届けるにはどうしたらよいのか。いずれの質問にも原田さんは丁寧に回答してくださいました。参加者の皆さんも熱心にメモを取りながら、頷きながら聞いておられました。
その後、参加者同士でディスカッションを行いました。それぞれ傍聴の感想をシェアしたり、よりよい町づくりのために何ができるのか、行政へ要望したいことはなにか、意見を出し合いました。

例えば以下のような意見がでました。
「若い人が傍聴に来るにはどうしたらいいのかな」「日曜日とか夜にやったら傍聴しやすいよね」
「配信してくれたらいいな」「町長はもう少しゆっくり話して!」

テーブルごとに盛り上がりを見せつつ、今回のスコラ講座を結びました。
最後は記念写真を!

参加者からは、
「また議会傍聴に来たいなーと思いました」
「議会の緊張感のある空気感を感じられたのが良かったです 一度体験するとまた行きたくなりました」
といったお声をいただけました!
政治の話をすることは敬遠されがちですが、争うことが目的ではなく、どうやったら心豊かに暮らせるのかを皆で一緒に考えることが大切だと思います。
これを機に対話が生まれ、政治に関心を寄せ、住民が行政に思いを託していく、あるいは自ら政治に関わっていくという波が少しでも起これば良いなと思いました。なかなか劇的には変わらないと思いますが、小さな行動を積み重ねてよりよい町を共につくっていきたいですね。


