行楽シーズン到来!お弁当を開けた瞬間、思わず歓声が上がるような、華やかな飾り巻き寿司はいかがですか? 北海道の厳しい冬もようやく終わりを告げ、お出かけが楽しい季節になりました。スコラでは、春の行楽シーズンにぴったりな、見て楽しい、食べて美味しい飾り巻き寿司を作るワークショップを開催しました!さて、今回はどんな楽しい発見があったのでしょうか?
講師紹介:安西敦子さん
今回の講師は、東神楽町地域おこし協力隊の安西敦子さん。2024年7月より着任し、「食を通じて人と人をつなぐ」活動を精力的に行っています。これまでに、小学生と共に行う「おにぎりアクション」を通して世界の食の不均衡について考える機会を設けたり、災害時でも心豊かに食を味わえるレシピを紹介するなど、食の持つ様々な可能性を探求しています。JSIA飾り巻き寿司インストラクターの資格も持つ安西さんが、今回は参加者の皆さんを華やかな飾り巻き寿司の世界へと誘います。
安西さんは今後も様々な企画をあたためています。ぜひSNSで活動をフォローしてみてください!

華やかな飾り巻き寿司づくりに挑戦!
開始時間前から複合施設「はなのわ」調理室は賑わい、当日は17組20名もの参加者が集まりました。小さなお子様連れのご家族から70代の方まで、幅広い年齢層の方々が飾り巻き寿司づくりに挑戦。親子で参加された方や姉妹で一緒に楽しむ方など、様々な組み合わせでの参加が見られました。

今回の講座で挑戦したのは、春らしい「桃の花」の巻き寿司と、四角形の断面が特徴の「四海巻き」の2種類です。安西さんは、「ちょっと不格好でも大丈夫。楽しく作って、楽しく食べられたらOKです!」と参加者を優しく励まし、いよいよ巻き寿司づくりがスタート。誰でも簡単にきれいな丸い巻き寿司が作れる「まきす」の使い方や、美しい断面を作るための包丁の入れ方などを丁寧にレクチャーしていただきました。花びら模様の巻き寿司には、おぼろでんぶの優しいピンク色が春らしい彩りを添え、四海巻きは、ゆかりふりかけの紫色と卵焼きの鮮やかな黄色のコントラストが美しい一品に仕上がります。




いよいよ完成した巻き寿司を包丁で切り、断面の模様を確かめる瞬間。おそるおそる包丁を入れていくと…
「わあ、きれい!」「すごい、ちゃんと花びらになってる!」
花びらや四角い模様がきれいに浮かび上がり、会場のあちこちから歓声や拍手が沸き起こりました。思わず断面を写真におさめる方や、お互いの出来栄えを見せ合う姿も多く、会場全体が笑顔であふれていました。


講座の最後に、安西さんによる上級者向けの作品がスクリーンに映し出されると、会場からは感嘆の声が漏れました。参加者たちは、その精巧で芸術的な作品に魅了され、多くの方がスマートフォンでスクリーンを熱心に撮影していました。作る楽しさだけでなく、巻き寿司の奥深い世界も垣間見ることができた、貴重な時間となりました。


春と笑顔を届ける巻き寿司
飾り巻き寿司の彩りと楽しさで、参加した皆さんの心に春を届けてくれたことでしょう。年齢や経験を問わず、みんなで手を動かし、驚きと笑顔が自然と生まれた今回のワークショップ。「食を通して人と人がつながる」という安西さんの想いも、しっかりと感じられるひとときとなったと思います。
参加者からは 「家でも作ってみたいです!」「また別の巻き方も習いたいです」といった感想もいただきました。ぜひ皆さんもおうちで挑戦してみてくださいね。スコラは今後も、町の皆さん一人ひとりの“やってみたい”を応援しながら、様々な学びの場を提供してまいります。次回の講座もどうぞお楽しみに。
